空
灰色の煙を吐いた
空が滲む
そんな空を不安げに見つめて
とめどなく
終わりを感じたんだ
明日の空も鉛色で
きみの顔も冴えなくて
そんな景色をぼんやりと遠くに感じて
感情も湧いてこないんだ
もう少し
早くに
ほどけていたなら
きみに
そんな顔をさせずに済んだのだろうか
今はもう
どうにもならなくて
笑顔のない笑いをあげて
誤魔化すこともできずに
乾いていくままに
灰色は煙を吐く
今日も
それは
自分の心のあるがまま
そう思ったら
黒いもやがかかって
それには
不条理ややるせなさが混ざっていて
泣くにも
泣けずに
明日が来るのだ
鉛色の混ざった空に
少しは陽がさすのかもわからずに