nithijyouのブログ

日常で書き留めた詩をつらつら載せる

灰色の煙を吐いた

空が滲む

そんな空を不安げに見つめて

とめどなく

終わりを感じたんだ


明日の空も鉛色で

きみの顔も冴えなくて

そんな景色をぼんやりと遠くに感じて

感情も湧いてこないんだ


もう少し

早くに

ほどけていたなら

きみに

そんな顔をさせずに済んだのだろうか


今はもう

どうにもならなくて

笑顔のない笑いをあげて

誤魔化すこともできずに

乾いていくままに


灰色は煙を吐く

今日も

それは

自分の心のあるがまま


そう思ったら

黒いもやがかかって

それには

不条理ややるせなさが混ざっていて


泣くにも

泣けずに

明日が来るのだ

鉛色の混ざった空に

少しは陽がさすのかもわからずに

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