nithijyouのブログ

日常で書き留めた詩をつらつら載せる

母へ

夜は雨

秋はすぐそこ

緑が模様替え

日毎に風冷えて

季節が寂しいの?

私が寂しいの?


どっちでもいい

不確かな明日に巡る季節は

たしかに私を諦めへ導くの


私も連れていって

あの時、刺されてさよならしても

私は良かったよ

産まなきゃ良かった私は

今も小さな街で、なにも失って、失踪寸前

生きていて良いのですか

自問自答

私よりも一生懸命生きていた人だけが先に橋を越えていったよ

私の体重40kg、痩せてギリギリ

死にかけて、それでも生きて

明日が来ると

どうしようもない衝動

あなたは何を考えているの?

私に救いを求めて、

生き恥を晒すのですか?

あなたにはなれないの、こんな私でも人並みに生きたいの

もう道を外れて、私も生き恥晒しているよ

でも、私は生きる

要らないと捨てたあなたに、全てを持って消えたあなたに

私は生きるってこと

ずっと遠くで叫んでみせる


秋が来る

冬が来る

あなたの生き死に知らずに

季節が巡る

季節が寂しいの?

私が寂しいの?

今日も雨の夜更けていく

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