nithijyouのブログ

日常で書き留めた詩をつらつら載せる

資格

自分が幸せになっていい

生きていていい

当たり前に存在していい


誰も認めてくれない


そんなとき

ふと目の前に

受け入れてくれる可能性


そんなチャンスすら

こわくて手にできない


ひっそりと

部屋の隅で

孤独を望んで

日々を食い潰してきた


幸せ

幸福

満足

価値


そんなもの

かけ離れていて

不相応で


到底

今生では

得られるはずがない


だから

ふと目の前に広がる

小さな希望にすら


疑問と

恐怖と

不安しかない


手を伸ばすことさえも

未だに

許されたとは思えずに


拒んでしまう

冷静を装って

見えてない明日を

言い訳に

今日も結局

孤独を啄む

才能

言葉が鋭利で

音に乗せて

紙に書いて

入力して

表現しても

才はない


少しは

誰かに想いを

伝えたい

本当の

自分を

みてもらいたい

承認欲求で


才はないし

音に乗せられなくても

紙に書けなくても

入力できなくても


承認欲求だけ

満たしたいから

今日も

暗々と言葉にできない

言葉を

ここに書きなぐる


満足できる日がくるまで

本当の

あなたは生きたか

殺されたか

あなたは死んだか

生かされたか


どっちでもなく

どっちでもある


あの日

冷たくなった空気と

孤独に

追い詰められて

地に伏せたあなたは


死んだか

殺されたか


そんなのどうでもいいかもしれない


事実は

変わらない


今は

もういない

あなた


殺されたあなた

死んだあなた


復讐も誓えずに

転がる私は

悲しみもなく

ふと

思い出すだけで


力があれば

真実を掘り起こしたい

たとえ

あなたが嫌がっても

あなたが見た景色は

せめて何色だったのかさえ

知りたいだけなんだ