資格
自分が幸せになっていい
生きていていい
当たり前に存在していい
誰も認めてくれない
そんなとき
ふと目の前に
受け入れてくれる可能性
そんなチャンスすら
こわくて手にできない
ひっそりと
部屋の隅で
孤独を望んで
日々を食い潰してきた
幸せ
幸福
満足
価値
そんなもの
かけ離れていて
不相応で
到底
今生では
得られるはずがない
だから
ふと目の前に広がる
小さな希望にすら
疑問と
恐怖と
不安しかない
手を伸ばすことさえも
未だに
許されたとは思えずに
拒んでしまう
冷静を装って
見えてない明日を
言い訳に
今日も結局
孤独を啄む