静かな水面に気持ちを浮かべて
星の降る夜
月明かり頼りに
灯りのない灯籠流し
すぐに闇に呑まれて
何処へ行ったかもわからない
さざ波が
支配していく
私の感覚
どこにも辿り着けなくて
彷徨っている
このまま
融けていって
跡形もなく混ざりたい
何事もなく朝日を浴びて
穏やかな陽だまりになって
しまいたいよ
静かな水面に気持ちを浮かべて
星の降る夜
月明かり頼りに
灯りのない灯籠流し
すぐに闇に呑まれて
何処へ行ったかもわからない
さざ波が
支配していく
私の感覚
どこにも辿り着けなくて
彷徨っている
このまま
融けていって
跡形もなく混ざりたい
何事もなく朝日を浴びて
穏やかな陽だまりになって
しまいたいよ
死にたい
消えてしまいたい
衝動的に
思う
凄くつらい
言葉の鋭利さに
気持ちの悪意に
悪気がないから余計につらい
なんにも感じたくない
誰にも知られたくない
わかってもらえなくていい
表現することで
誰かの悲しみの琴線に触れるならば
言葉にしたら
失ってしまうものがあるならば
発せずに
静かに消えていくように
熱も冷めていったらいいのに
労働にそっぽむかれて
持て余すのは腹が減る身体
心なんて余裕の余もなく
じりじりと焦がしていくだけ
人相応な労働と人生
家庭を築き、そのために働くだけ
その普通の営みさえ
ひびの入った土台のもと
生か死か
よぎりもぎりよぎりもぎり…